手軽で利用のしやすいフリマアプリの「メルカリ」
そんなメルカリで、実はある詐欺が横行し、その手軽さと巧妙な手口が話題を呼んでいます
なぜか下記でご紹介しているアカウントが謎の凍結。闇の深さが感じられます…
元のツイートがTwitterから消されている以上、この件について知らない方はまだいると思うので、身内や知人の方にメルカリ利用をしている方が居ましたら、今回の件について注意喚起をしていきましょう!
メルカリのスラム化が進んでるって昨日言ったけど、なんか詐欺師の実験場にもなってるみたいね…
paidyという後払いサービスの悪用らしいけど、被害者が多数いるみたいで何日かしたらメディアも騒ぎだすと思われる
詐欺のスキームは5ちゃんで分かりやすく説明されていた pic.twitter.com/VzU0AlHklY— メタルスライム(ベンツマン@株式板) (@Benzman_kabu) 2020年1月13日
この詐欺の一番の問題は、paidyを利用していなくても詐欺に合うというものです
というより、paidyを詐欺師側が不正利用して、paidyから購入者に請求を促すようにする詐欺のことを「paidy詐欺」といいます
ここでは
- paidy詐欺の手口
- 詐欺の対策
- 返金は可能か
これらについてご紹介していきます!
もくじ
paidy詐欺の手口

メルカリで行われているpaidy詐欺の内容は以下の通りです
- メルカリで商品を購入
- 商品が届き、メルカリに支払い
- 翌月、paidyから支払い請求が来る
落札者は、メルカリとpaidyに二重で支払いを行うことになり、出品者はノーリスクでメルカリで稼ぐことができるというものです
これだけ見ると何が行われているのか分からないため、paidy詐欺の手口をみていきましょう
- 出品者は無在庫で出品
- 家電量販店をpaidy決済で利用
- 購入した商品を落札者に発送(家電量販店からそのまま届く)
- 落札者はメルカリに支払い
ここまでであれば、「出品者が支払いをしているのでは?」と思いますが、paidyには大きな欠点があります
それが、paidy決済後入金が確認されず、paidyアカウントに連絡してもつながらない場合、商品受理者に支払い義務が発生する、というものです
そのため、paidy決済後に支払い請求を無視し続ければ、家電量販店から直接商品を受け取っている落札者に請求がされてしまいます
落札者本人の情報がpaidyにない場合でもできてしまう詐欺の内容…詐欺師はやりたい放題のとても危険な状態です
paidyのセキュリティ面
なんとも手軽にとんでもない詐欺を行えるpaidyですが、一応登録には
- 支払い時にメールアドレス・電話番号必須
- 支払い通知はSMS
とセキュリティ面ではある程度気を使っているようには思われます
ただ、「だんまりを決め込めば自分に請求されることはない」という制度のため、上記のシステム面に関する規制は意味のないものとなっています
paidy詐欺の対策
ではこの詐欺をどのようにすれば回避できるのか…?
ここから紹介する内容を意識することで、paidy詐欺の被害のリスクを減らすことができます
- 「新品未使用」表記で、公式サイトの画像が使われているものを買わない
- 発送方法が明確なもの以外買わない
- 家電量販店などから、直接発送されたものを受け取らない
一番大切なのは、発送元です
この手口の内容としては、商品受理者に支払い義務が発生します
そのため、詐欺師は一度受け取り包装紙を変えるなどの行為をおこなうことができません
もし発送された商品がお店から直接発送されていたら、迷わずにこのpaidy詐欺を疑いましょう
paidyにアカウント作れば被害を防げる?
結論から言えば防げません
というのも、商品を受け取った人に支払い義務が発生するためpaidyアカウントの有無は関係がないんです
これで防げればいいのですが、詐欺師である出品者がアカウントをつくれば、この詐欺は実行することができてしまいます
なんで詐欺師に請求されないの?
paidyでは年齢制限の制限がないほか、クレジット登録もいりません
paidyの会員登録に必要な情報は「メールアドレス」「電話番号」のみ
利用できるようになるまでの審査も数秒でおわるため、手軽さの反面かなりの危なさがあるとわかります
このため連絡が取れない状況になると、商品の受理者に請求することしかpaidy側はできないんです…にしてもひどいシステムですね…
返金可否について
それぞれの企業は、このpaidy詐欺について以下の返答を行っています
家電量販店:着払い返品すれば、支払いが発生しない
paidy:購入者がダンマリを決め込めば、商品受理者に支払い請求が行くことは間違いない
メルカリ:返答なし
現状まだ詐欺が判明して日付が経っていないため、直接的に返金がされたとの情報は確認できませんでした
そもそも、このpaidyの落ち度を利用した詐欺のため、どこの企業に返金義務があるのか、という点でも話が早くすすまない現状があるかと思われます
被害者がかなりの数見込まれると思うので、返金措置や対応がなにもされないということはないかと思われるので、今後の企業の対応次第で追記を行います
発送元に注目する
paidy詐欺についてまとめましたが、一番大切なことはやはり発送元を確認し、商品を受け取らないことです
そうすれば詐欺師にはメルカリでの収入が入ることはありませんし、paidy詐欺が判明した場合メルカリでのやり取りが証拠として提示ができます(ここで商品を受け取ったやり取りをしていると、詐欺を訴える際不利となる可能性があります)
- 家電量販店などから直接発送されたものは、paidy詐欺を疑う
- 商品画像がないものを購入しない
上記の内容を意識しつつ、メルカリで詐欺にあわないように気を付けましょう!