ドイツ銀行が2019年に破綻するって言われてるけど、日本にはどんな影響があるの?
難しくてよくわかんないわ
今回はそんなドイツ銀行破綻の可能性などについて説明するよ
- ドイツ銀行が破綻ってどういうこと?
- ドイツ銀行破綻の可能性
- 日本への影響
- 自分たちにできることは?
ドイツ銀行が破綻とは?
そのくらいドイツの中では有名で、大きな銀行なんだよ
11月5日「ついにドイツ銀行が破綻した!」ということで、Twitterでは一つの記事を元に一時期話題になりました
ドイツ銀行が破綻申請出してるらしいです
うせやろ?https://t.co/x8V0URP58D— ソフィ・シェリー (@sophy_cherie) 2019年11月5日
ドイツ銀行が破綻申請を行ったとの噂が!
真実ならリーマンショック級の可能性あり!
皆さん!気をつけて下さいm(_ _)m#ドイツ銀行#fx https://t.co/ydHInZXxCt— ヨシさん@ゲリラ配布 (@eT68NaWnSYvyuSU) 2019年11月5日
こちらをリアルタイムで見た方は、困惑した人も多くいたのではないでしょうか?
現在この記事に関しては、ドイツ銀行破綻に関して1記事しか出てきていないため、フェイクニュースとして収まりました
しかし気になるのは、そもそもドイツ銀行が破綻とはどういったことなのか?という部分です
簡単に説明すると
2013年12月:金利不正操作で2700憶円の制裁
2016年9月:サブプライムローン不正販売で140憶ドルの和解金請求
2019年7月:従業員1.8万人リストラ(約20%)
2019年9月:約200支店の閉鎖を検討
これでは「破綻してしまう」と言われても無理はないよね
国自体も「救済しないと」と公言しているので、かなり大変な状態である事が言えるよ
もしかしてこの影響って日本にも大きいんじゃ…
「世界同時株安」「超円高」
これらのことが起きるから、リーマンショック級の金融危機がまた来ることになるんだ
いや、むしろリーマンショック以上の世界同時不況が考えられるかも…
なぜそこまでの影響があるのか
欧州最大の金融機関というのも一つの理由ですが、ドイツ銀行は7500兆円分のデリバティブ商品を扱っています
株式や債券、金利、外国為替、といった金融商品(これを「原資産」といいます)から派生したもので、日本語では一般に「金融派生商品」と訳されています
実際に株を買うのではなく、株と同じ価格の金融商品を買う事です
もし、このドイツ銀行が破綻してしまった場合、
ドイツ本国のGDP※1 の20倍近くの
デリバティブ商品が不良債権化※2
してしまう恐れがあります
※1:国内で一定期間生産されたモノやサービスの付加価値
※2:回収の難しい貸し出されたお金
こうなった場合多くの大手銀行がダメージをうけるだけでなく、世界中の銀行が不良債権となり、それによりリーマンショック時のような世界同時不況に陥るといったものです
ドイツ銀行破綻の可能性
なら、いつ破綻が起きそうなの?
その理由を説明していくね
株価の低下
まずは5年間のドイツ銀行の株価チャートを見てみましょう

2017年にかけて回復をみせましたが再び下がり続け、現在では連日のように最安値をたたき出しています
株価というのは、大まかにいえば会社の人気や信頼度によりその値段を保っているため、下落しているということは”信頼が薄くなっている”といっても過言ではありません
株価が下がることにより
- 資金調達の困難
- 人材確保の困難
これらが絡んでくるため、破綻の可能性が上がっていると言えます
無意味なリストラ
リストラ発表を行うことで危機的状況にある株価を「少しでも上げよう」という考えでしたが、
結果的に根本的な解決には至りませんでした
それどころか、この時ドイツ銀行生え抜きであるゼービング氏が
「ドイツ銀行の名声を取り戻す!」
と強くコメントを残しましたが
「株主様には、誠に申し訳ございませんが、2年間配当はでません」
という責任のない言葉だったんだ
そもそも2年持つのかも怪しいものに対し、多くの株主は株を手放すことを決めました。その為、この時点からさらに株価が下落することになります
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